江戸時代にみる日本人の住空間

私は不動産販売を仕事にして、そろそろ20年を迎えます。趣味はたまに遠出して写真を撮ることと、映画やドラマを見て好き勝手に批評すること。恋愛物だとかミステリだとか、ジャンルはなんでも観ます。ここ数年の大河ドラマや映画を見ていて時代考証というものに興味を持ったので、このサイトをつくることにしました。

ビジュアルとしての風景、光景は人の心に対して大きい訴求力がありますが、「草っぱらに夕日がかかる」という画一枚とっても、見る人に何を感じてほしいかという意図があり、そこには必ず時代の背景が存在します。とすれば、人が生活の中で多くの時間を過ごす住まいについては尚更、その周囲の街並、空気感といったものは時代の体制に大きく影響されるに違いありません。そこで、史実を生活の一場面に落とし込むために、大変大きな役割を果たしているのが時代考証家と呼ばれる皆さんなのです。

このサイトでは、江戸時代の人々を題材に、どんな住まいに住んでいたか、人々と住まいの関わりについて考えつつ、時代考証家の「仕事」について綴ることにします。

時代考証とは少し、というか全く関係ないのですが、私はオダギリジョーが大変好きで、彼が初監督する作品が上映中なので、紹介させてください。この作品は、逆に「時代」をぼかして撮影されているらしく、どう表現するのか非常に気になっています。ただ、上映されている映画館が非常に限られているのです…!お近くの方は、良ければ是非。ある船頭の話 公式サイト